貿易収支と輸出大国ニッポン
投稿日:2011/11/06/投稿者:さぶろー
貿易収支はひとつの要因にすぎません
貿易収支とはその国の輸出と輸入の差額で、一般には輸出が多いと貿易黒字。
輸入が多いと貿易赤字と言われています。
日本は昔から輸出大国としられ、自動車などの輸出によって貿易収支によ
って経済を潤わせてきたことは言うまでもありません。
ただ近年は貿易赤字になる月も多く、日本の海外での競争力は低下しているといわれています。
FX取引と貿易収支とはあまり関係ない
と思われますが、実際はかなり密接な関係です。
というのは貿易収支って、為替の影響が非常に大きいから。
例えば純国産の原材料で生産したものを輸出したとします。
毎月1
00個作った場合の原材料費のコストは毎回同じですが、海外で販売した場合は100個売った金額は毎回変わります。
それは為替が変動しているからです。
小さな会社なら、海外で販売して円
安になった時に換金すればいいのですが、大企業となるとそうは行きません。
そうなると、常に同じ値段で100個売れるとしても円高と円安で大分売上が変わってきてしまうのです。
そして
原材料が外国からの輸入だった場合は、そのコストが毎回変動します。
もちろん円高円安に応じて販売価格を変えることもできますが、価格を変えるとそれによっても売上が変動してしまいます。
そんな感じで為替レートの影響が大きな貿易収支。
円高が続くと、輸出中心の企業は大変です。
自動車関係の企業は円高かどうかで会社が黒字になるかどうかが決まってくるのです
。
国として企業の業績が下がると税収が見込めないので、できれば円安にしたいところ。
為替介入をしようとすることでしょう。
またFX投資家は貿易収支の結果を見て、黒字の
場合は「これから円高になるかも」赤字の場合は円安になるかもという感じで今後の為替レートを予想する指標となるのです。
当然投資家によっては逆の読みをする人もいます。
貿易黒字の場
合は「まだまだもっと円安になるかも」。
貿易赤字の場合でも「まだまだ円高は続くだろう」という予想だってできます。
そう考えると、貿易収支の発表は結構重要なニュースですが、それによ
ってどのように為替レートが動くかは予測できるものではないのです。
そもそも為替レートは国家間の価値の問題なので、日本の貿易収支だけが影響しているわけではありません。
あくまで貿易
収支はひとつの要因にすぎません。
ですが、軽んじることはできない要因なのです。
短期的に利益をあげたいならデイトレードでも良いですけど、どっちつかずの取引がFXでは失敗することが多いです。長期で保有しておくつもりなのか短期的に約定していきたいのかはあらかじめ決めてから取引するのが定石のようです。